紅白歌合戦の感想

全体的に去年よりはいい感じになっていたと思います。が、相変わらず相手にされていない感は拭い去れませんね…　もはや出る側にとっても広告効果が期待されなくなってきているのでしょう。悪循環のスパイラルに陥っている感じはあります。それを拭い去ろうとして、なれないことをして外したのが去年でした。今年は原点回帰して、だいたいいつもどおりの紅白でしたが、こちらのほうが好感は持てました。

音響バランスが、去年のものと比べてかなり良くなっていました。あと、バックの演奏に工夫が見られた気がします。今まで演歌歌手ってベースのスラップとか、DTMっぽい音色は入れていなかったような気がするのですよね。気がついていなかっただけかもしれませんが…　演歌の方々が紅白を支えていこう、みたいな空気になっているのでしょうか…？

本戦で印象に残ったのは「DJ OZMA」ぐらいですか。他は特に印象に残らず、でした。まぁ、DJ OZMAにいたっては裸に見えるボディースーツ＋股間にキノコ、本人は飛びながら歌うと、飛び道具満載で、紅白としてはアレだったかもしれませんがステージとしては凄く良かったと思います。個人的に、紅白の形式は「カラオケ大会の延長」で、中だるみしやすく、各アーティストが印象に残りにくい形式だと思います。もともとは皆が知っているアーティスト揃いですので抜きんでる必要は無いのでしょうが、これが一曲勝負のライブだと考えるなら、やはり何かしらパンチが必要なわけで。それがまぁ、例えば美川憲一と小林幸子の衣装だったりするわけですよね。なので、今年の紅白はDJ OZMAの一人がちとして良いと思います。話題をさらっていった＝広告効果抜群。本人にしてみれば、クレームの数＝俺の術中であり「してやったり」って所でしょう。

# とはいえ「ひとりで見るおっぱいは最高だけど、家族で見るおっぱいは最悪だ。」
# という2chのレスが一番的をついているように思いますが

してやったりといえば、幕間のキッズショーで登場した岡村さん。乱入した挙句、喋りで時間をおしたようです。中居くんの「もう時間過ぎてるんで」っていう素のツッコミには笑いました。タイトですからね、紅白のスケジュール。あと、もうひとつの幕間の2006年スーパーレビュー。最後の歌で中居くんだけマイクが異様に遠かったのが印象的でした。歌ってませんねｗ

幕間の方が面白かった辺り、本末転倒気味かなと思いますが…　盛者必衰という所でしょう。

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