さてはて

自分の目指す頂というものをもう一度見直してみるわけですよ。現状、日本のバンドシーンって体育会系の縦社会で、音楽の上手い下手よりも取り入る力のほうが重要な状態。ただ、それで売れるのはミュージシャンとしてどうよという話。自分はプロを目指すということに希望を失ったので「プロ目指すの辞めます」宣言につながった次第。
# 有る程度の社交性は必要とは思うけどね

じゃぁ趣味か? って言われると激しくグレーゾーン。ただ、人体の構造上、音楽に限らず全ての芸術、あるいは表現の世界は、趣味やオナニーの領域を出る事が物理的に不可能なので、Yesといっても差し支えはない。しかし、自分が音楽をやるのは、他にできる事がないからであって好きだからやってるわけじゃない。何につけ、表現に関する技術を磨くのが楽しいんであって、たまたま歌を歌う事しか出来ないから音楽をやっていると。

根本的な欲求部分で、ビートルズの客は欲しくないというものがあったり。歓声にかき消されて自分達の演奏も聞けない状態なのに、失神するような音楽を聴かないミーハーは欲しくない。ついでに言えばクラシックのブラボー隊も必要ない。クラシックを多少かじってるだけで「俺様って通だろ?」みたいな音楽をこれっぽっちも愛してないやつぁいらん。結局、音楽を楽しめる才のある人に、自分の音楽を好きって言ってもらいたい。

という事は、自分の目指す頂は「ミュージシャンに好かれるミュージシャン」か、「ミュージシャンに目標とされるミュージシャン」が妥当な線かと思う次第。パンピーには端にも棒にもかからないけど、ミュージシャンなら知ってるみたいな線。。。棘の道だ(w